コンポジットレジンは虫歯の治療だけではなく、欠けた歯の形態を回復したり、歯に盛り足して隙間を治したり、金属の部分をコンポジットレジンに置き換えて金属アレルギーの予防や審美的な改善をしたりなど、様々な用途で使用されることがあります。
深い虫歯に対しての昔の治療は神経(歯髄)をとる処置が一般的でしたが神経をとることにより、歯の寿命が短くなることがわかっています。現在はMTAセメントを用いた歯髄温存療法(バイタルパルプセラピー)で神経の保存が可能になりました。MTAセメントは①強い抗菌作用②高い封鎖性③体に優しい生体親和性④水分があっても固まる性質を特徴としています。これにより神経を保存することで歯の寿命を伸ばすことができます。
【ダイアグノデント】
【ダイアグノデント】数値でカリエスの進行状況などを診査・診断するシステム
口腔の2大疾患である”歯周病”と”う蝕”、検査の目的を比較すると歯周病はプロービングなどで進行度を数値で管理することを目的としているのに対し、う蝕検査は経過を観察する手段がなく、目的が大きく異なります。歯周病と同じくう蝕の状態を経時的に数値で管理できる「ダイアグノデント ペン」は、”見つけてすぐに削る治療”から”進行状況に合わせて適切な管理をする治療”へと歯科医院での治療内容を変化させます。
